銘東は12月8日、海上小口貨物の簡易通関制度と第7次NACCS更改に対応し、12月2日付で大阪港に入港した海上小包(海上小口貨物)について、同制度に基づく輸入許可を大阪税関南港出張所より取得したと発表した。
近年、越境ECの急拡大により小口の輸入貨物が増加するなか、不正薬物や知的財産侵害物品の流入などの課題も顕在化しており、財務省・税関はことし10月、第7次NACCS稼働に合わせて海上貨物を対象に簡易な輸入通関制度を導入した。
通関・保税蔵置場運営業務を手がける同社は、大阪・南港地区を中心に越境EC貨物の通関・保税業務に実績を持つ。
今回、中国・上海発の日中国際フェリーで大阪港に到着した海上小包(TEMU、Amazon等の越境EC注文を含む)について、新制度に基づく簡易通関を実施し、保税蔵置場での蔵置・仕分け作業まで、一気通貫で対応した。
また自社でX線検査装置を保有していることから、リスクの高い貨物を事前に抽出する体制を構築しており、税関と連携し、適正な貿易の維持や社会的安全の確保を後押しする。
さらに全自動仕分けコンベヤや自動計測装置を導入することで、高い処理能力を実現している。