アスクルは12月16日、10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害に関し、サービスの復旧に向けた取り組みの進捗(第14報)を発表した。
それによると、12月17日よりASKUL東京DCおよびASKUL関東DCで、物流システムを使用した商品出荷を再開する予定だという。
これに伴い、12月15日18時より、単品(バラ)単位での注文対象商品が500商品から約1万6000商品へ拡大された。
今後も対象商品および出荷センターは順次拡大していくものの、安定稼働が確認できるまで通常よりも配送に日数がかかるとしている。
<12月17日以降の状況>

※1 東京DC、関東DCから単品(バラ)・箱(ケース)を出荷。大阪・仙台・横浜・名古屋・関西・福岡のアスクル物流センターからは箱(ケース)のみ出荷。出荷センターは商品により異なる。
※2「商品数」はアスクルから供給可能な商品点数。「申込番号数」は利用者が注文可能な商品種類数(サイズ別、入数別などを含む)。
また、印刷サービス「パプリ」では、ソロエルアリーナ向けは通常サービスを再開した一方で、ASKULサービスとしてのパプリはまだ再開していない。
アスクル外部カタログ連携についても、サービス再開に向けて準備中であり、再開時期は確定し次第通知されるという。
なお、ASKUL LOGISTの3PL事業における顧客企業(良品計画など)の出荷業務についてはこの復旧スケジュールとは異なる。
アスクル/システム障害で11報、倉庫管理システム再開は12月中旬以降

