トラボックスは2月27日、鹿島建設と推進する建設資材の輸配送効率化に向けた共同プロジェクトが、「フィジカルインターネットアワード2026」パイロットプロジェクト部門で優秀賞を受賞したと発表した。
同プロジェクトは、トラボックスが開発した利用者限定型マッチングプラットフォーム「プライベートトラボックス」を基盤に、鹿島建設が建設業界への導入・普及を主導することで、資材配送の最適化を図るもの。産官学で推進する「フィジカルインターネット」の社会実装に向け、輸送量が多く構造が複雑な建設業界において実効性の高いモデルを構築した点や、将来性が高い点が評価された。
鹿島建設によると、約7割の企業が車両手配に関する課題を抱えているほか、手配難に起因する多重下請け構造により、運送会社が適正な報酬を得にくい状況があるという。2025年5月に成立した「トラック新法」や、ことし4月に施行される改正物流効率化法でも取引適正化や効率化が求められる中、両社はデジタルを活用し、荷主(建設会社・工事会社・資機材メーカー・販売会社など)と運送会社を直接つなぐ共同実証を進めている。
「プライベートトラボックス」では、荷主が信頼関係を持つ既存の運送会社ネットワークを優先活用しつつ、不足分を同業他社の協力会社へ段階的かつシームレスに接続する仕組みを構築。これにより、輸送力の安定確保と、運送会社の新規案件獲得の両立を後押しする。
トラボックスは今後、同プロジェクトを建設業界全体の変革を牽引する「標準インフラ」として確立すべく、全国の現場へ実証を拡大。参画企業を募るとともに、他産業への展開も視野に入れ、社会全体の物流最適化を目指す方針だ。
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