フェデラル エクスプレス コーポレーション(フェデックス)は3月12日、台湾・桃園国際空港の貨物積み替え施設を新たに拡張し、アジア太平洋地域のネットワーク機能を強化したと発表した。
新施設の延床面積は約1万9000m2で、従来施設の約2倍に拡大。1時間当たり最大9000個の荷物を処理できる自動仕分けシステムを備えた。これにより輸入貨物の処理効率は従来比2.5倍、輸出貨物は1.2倍にアップする。
またエクスプレス輸送貨物、大型・重量貨物に加え、危険物や温度管理が必要な貨物にも対応できる機能を強化した。台湾およびアジア太平洋地域全体で高まるハイテク、半導体、EC分野の物流需要に対し、貨物仕分け能力が大幅に向上することになる。
フェデックスによると、新施設の開設は「アジア太平洋地域が世界のテクノロジー拠点として果たす役割の高まりを示すもの」。同地域は世界の半導体生産の80%以上を担っており、AIをはじめとする先端技術の急速な進展により、テクノロジー拠点、製造拠点、高成長市場を迅速かつ高精度につなぐ物流インフラの需要が高まっている。
新施設は台湾と米国、欧州、アジア太平洋地域の市場を結ぶ週40便のフライトに支えられ、アジア域内貿易の成長を取り込みながら、欧州や米国での新たなビジネス機会にもつながるという。
今回の取り組みで、アジア域内の貿易拡大を目的とした2025年のネットワーク拡充施策をさらに推進する。韓国とベトナム、台湾を結ぶ新たな航空路線の開設により、貨物の輸送時間が短縮。広州のフェデックスアジア太平洋ハブと、ペナンやバンコクをはじめとする東南アジア主要市場との接続性は拡大している。
さらにアジア―欧州間の物流需要拡大に対応するため、フェデックスはアジア太平洋地域と欧州ハブとなるパリを結ぶ週5便の運航を追加し、週間運航便数を合計26便に拡大した。こうしたネットワーク投資により、国際市場へのアクセスを後押ししている。
