富士通は8月23日、物流業務を革新するロジスティクスソリューションとして、新たに「Logifit(ロジフィット)」シリーズを提供すると発表した。
<「Logifit」シリーズの全体構想>
<下島文明執行役員常務>
今回は、第一弾として、物流現場データを活用しマネジメント強化につなげる物流KPI(重要業務評価指標)パッケージ「Logifit/LM-物流KPI」を8月23日から発売した。
富士通の下島文明執行役員常務流通ソリューションビジネスグループ長は「ロジスティクスソリューションをLogifitシリーズに集約し、戦略ソリューションによるビジネスの拡大を図り、ビッグデータとの対応も」と将来展望を語った。
「Logifit/LM-物流KPI」は、入出荷作業実績や配送時間実績などの物流現場で発生した実績情報と、売上などの基幹システムからの情報を活用。売上高対作業コスト比率や売上高対輸送コスト比率のような、物流に特化したKPI項目で評価・分析を行うもので、独自の多角的な分析により原因を追究し、物流コストや欠品率、事故率などの削減に貢献する。
同社は従来WMSの「LOMOS」、LMSの「WebSERVE」、TMSの「TRIAS」と各々のブランドでソリューション展開してきた。今後は、「Logifit」シリーズでトータルロジスティクスパッケージを目指す。
販売価格は「Logifit/LM-物流KPI」で900万円、5クライアントライセンス9万円となっている。
ターゲット業種は年商300億円以上の約2000社で、食品メーカー・食品卸332社、製造業869社、運輸倉庫業82社、物流子会社69社、生産財、消費財卸売業221社、その他500社。2015年度末までに累計500本、400億円を目指す。
■Logifit/LM-物流KPI
http://segroup.fujitsu.com/logistics/product/info/logifitlm-kpi/