中日本高速道路(NEXCO中日本)10月25日、新東名高速道路の架橋工事で工事業者の下請け輸送会社が特殊車両通行許可証を偽造し、今年4月から9月の間に和歌山県と千葉県の工場から神奈川県の工事現場までを無許可で輸送していたと発表した。
東京支社で発注している新東名高速道路の高森第一高架橋(鋼上部工)工事で、受注者の駒井ハルテックが高森第一高架橋の橋桁と床版部材(橋桁等)の輸送を下請け会社の西日本建設物流に委託していた。
しかし、西日本建設物流が特殊車両通行許可証を偽造して受注者に報告していた。
現在、橋桁等の輸送は中止しているが、今後、別の輸送会社で正規の通行許可を確認した上で工事を再開する。
なお、西日本建設物流は、ETCコーポレートカードの利用者であることが確認されたため、NEXCO3社において、大口・多頻度割引制度における処分手続きを進めている。