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JX日鉱日石/鹿島製油所から陸上出荷再開、ローリー150台が東北へ

2011年03月19日/3PL・物流企業

JX日鉱日石エネルギーは3月18日11時30分、3月18日より鹿島製油所からの陸上出荷を再開したと発表した。

また、3月14日より根岸製油所から陸上出荷を再開しており、油槽所からも順次出荷を開始している。

根岸製油所では、来週中(20日の週)にも生産の再開を予定しており、他製油所からの石油製品の転送受けも開始するなど、早急に通常の出荷体制へ復旧することを目指している。

同社では、これらの復旧で関東地区の供給体制は一定の改善が図られると考えている。

水島製油所、大分製油所において稼働率をアップし、約3万BD(約5000KL/日)の石油製品を増産しており、他の製油所・油槽所(中継基地)へ石油製品の転送を行なうことで、東北・関東地区への供給を増強している。

根岸製油所では、15日より他製油所からの石油製品の受入を開始しており、18日から盛岡油槽所へ転送するためのタンク車の出荷を開始した。

室蘭製油所では、東北地区の日本海側の油槽所への転送を開始している。

さらに、韓国からの石油製品輸入と他の石油会社からの製品購入等を計画・実施し、輸出用石油製品の国内向けへの振り替えを行なっている。

被災による東北地区のタンクローリー不足への対策として、西日本より東北地区へタンクローリーを搬送し、東北地区における陸上運送体制の強化を図っており、19日までに東北地区(新潟を含む)へ約150台のタンクローリーを搬送する。

なお、震災により仙台製油所、鹿島製油所が停止したが、損傷が大きいことから復旧の目途がたっていないが、再稼動に向けて全力を挙げるものの相当の時間を要するものと見込んでいる。

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