阪急阪神エクスプレスは12月14日、新潟の佐渡トキ保護センターから中国へ返還するトキ8羽を佐渡から新潟空港まで輸送し、輸出通関手続きを行ったと発表した。
<トキが入っている木箱>
<航空機に搭載の様子>
これは、日中政府の覚書により、中国から供与されたトキから産まれた子の半数を中国へ返還することになっており、今回はその対象となる8羽の輸送を手配したもの。
木箱に入ったトキを載せたトラックは、10日の早朝に佐渡トキ保護センターを出発し、佐渡・両津港から新潟港へフェリーで輸送。新潟空港に到着後、速やかに輸出通関手続きを行った。
輸出許可後、中国当局の手配によって新潟空港を14:00に予定通り出発したトキは、中国上海の浦東空港へ無事に輸送された。
輸送の際は、木箱上部に頭を保護するためのクッションが付いていたが、できる限り震動を与えないよう細心の注意を払って輸送した、としている。
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