日本梱包運輸倉庫は7月10日、住友ゴム工業、東北三八五流通、日本フレートライナーの4社共同で日本物流団体連合会が主催した「第26回 物流環境大賞」において、「奨励賞」を受賞したと発表した。
<右から日本フレートライナーの峯昭彦 社長、東北三八五流通の工藤勝正 社長、日本梱包運輸倉庫の稲垣啓太 執行役員、日本物流団体連合会の真貝康一 会長>
受賞は、宮崎県都城市‐宮城県仙台市間のタイヤ等自動車関連輸送において、同社の31フィートコンテナを活用した鉄道輸送を実施する中で、荷主と納入先、物流事業者が一体となってリードタイムの調整を図り、往復の鉄道コンテナ輸送を実現したことによって、環境負荷低減に貢献した取り組みが高く評価されたもの。
取り組み内容は、タイヤ輸送で同社の31フィートコンテナで宮崎県都城市から宮城県仙台市内へ片道での鉄道輸送を実施。2024年問題に対応する中で、仙台市近郊から都城市近郊への自動車関連品とマッチングすることにより、宮崎県都城市‐宮城県仙台市間の31フィートコンテナ鉄道ラウンド輸送を実現したもの。取り組みに際しては、荷主・納入先・物流事業者を含めた関係者間でリードタイムの調整を行った上で実現に至った。
その結果、取り組み効果として、CO2排出量が68t、70.2%の削減が可能となった。
引き続き、この取り組みをはじめとした輸送の効率化と環境負荷の低減を進めるとともに、ニッコンホールディングスグループの方針のもと、脱炭素社会の実現へ積極的に取り組むとともに、持続可能な循環型社会の実現に貢献していくとしている。