ボーイングは12月15日、フェデックスより27機の767-300型フレイター、および同社が保有する契約オプションの履行により、777型機フレイターを2機受注したことを発表した。
テネシー州メンフィスを拠点とするフェデックスは、777型フレイターの追加受注により自社の国際貨物ネットワークを拡充し、690機以上からなる運航機材の新たな機種として767型フレイターを導入することになる。
767型フレイターの導入は、フェデックスが現在運航する効率性に劣る中型ワイドボディ貨物機を刷新し、燃料費、メンテナンス費などの運航経費削減を可能にする。
767型フレイターは、市場から高い評価を得ている767/300ER型旅客機をベースとしており、最大52.7トンの貨物の大陸間輸送が可能で、長距離路線、地域内路線など、新たな路線開設には最適の貨物機、としている。
777型フレイターは、世界最長の航続距離を誇る双発貨物機で、満載の状態で9070km(4900海里)の飛行が可能。フェデックスは世界最大の777型フレイター運航会社で、現在17機を運航している他、オプションを含め41機を発注している。