東洋ドライループグループは3月28日、タイの子会社ドライルーブ･タイランドの工場を現工場と同地域内（アマタナコン工場団地内）で移設すると発表した。
移設計画の対象物件は、現工場と同じアマタナコン工業団地に所在する他社の既存生産施設（工場）の敷地と建屋で、ドライルーブ･タイランドがこれを譲り受ける。この移設により、生産スペースは約２倍強（3500㎡ ）となる。
新工場の取得所要額は、現時点では未確定。工場移設に係わる新規設備投資資金は、親会社の自己資金を充当する予定。工場移設後の稼働開始は、11月頃と見込んでいる。
タイの子会社ドライルーブ･タイランドが、昨秋のタイ洪水の直接被害はなかったものの、サプライチエーンの寸断により、受託加工部品の受入･出荷が停止するなど、生産活動で大きな影響を受けていた。本年２月以降は、現地経済活動復旧に伴い通常操業を再開している。
