三菱重工業は4月12日、欧州のフォークリフト生産体制を再編すると発表した。
欧州事業会社である三菱キャタピラー・フォークリフト・ヨーロッパのオランダ工場で行っているバッテリー式フォークリフトの生産を、子会社であるフィンランドのロックラー社に移管する。
エンジン式フォークリフトは他の生産拠点からの輸出に切り替え、事業の一層の効率化と収益基盤の安定化をはかっていくのが狙いで、今後、関係機関の合意を得て実行していく。
今回の再編は、ユーロ債務危機の深まりなどを背景とした欧州市場の伸び悩みに対応するもの。
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