運輸安全委員会は9月26日、JR貨物が北海道の江差線で9月11日に脱線した事故について、現在までの調査状況を発表した。
函館貨物駅発、仙台貨物ターミナル駅行の高速貨第2050列車(機関車1両+コンテナ貨車20両)が、釜谷駅と泉沢駅間(29k029m地点)で、非常ブレーキが作動し停止。8両目と9両目の貨車をつなぐブレーキホースが外れ、脱線したもの。
脱線してから停止するまでの約2.3㎞走行したが、運転士は脱線に気付いていなかったことが初動調査で判明した。
今後、運転状況記録装置の検証や収集した関係資料の分析や、同様に4月26日に発生した列車脱線事故との関連性についても調査する予定。
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