NECは6月18日、顧客基点のプル型生産方式に対応した生産管理システムを刷新し、5月から稼働したと発表した。
システムは、生産計画・資材所要計画・製造管理・購買管理・原価管理・在庫管理などの機能を有している。
納期回答システム・かんばんシステム・製造実行システムなどと連携し、製品在庫を持たずに顧客の要求納期にあわせて製造するプル型生産方式に対応している。
現在、NECでは、グローバルSCMの強化に向け、事業部門ごとに異なる生産管理領域の業務プロセス・生産管理システムを標準化しグループ全体で統合することや、全社の設計図面・仕様書・部品表などの製品開発情報を統合管理するPLMシステムの構築などを計画している。
グループ全体でのQCD(Quality, Cost, Time)の見える化・業務改善による収益拡大、グローバルな最適生産体制の確立、新工場の早期立ち上げなどを目指しており、今回のシステムはこうした取り組みの第一弾となるものと位置づけている。
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