日産自動車は11月12日、メキシコ・アグアスカリエンテスに20億米ドルを投資し、生産工場の第一段階を開所した。
新工場(アグアスカリエンテス第2工場)はメキシコでの日産の第3の工場となり、同国での日産の年間生産能力は、現在の68万台から25%増の85万台以上となる。
アグアスカリエンテス第2工場は、460haの敷地に、延べ194万2491㎡の5つの建屋を設けている。
隣接地には、日産とベスタ社が、総合サプライヤーパークの「ドウキセイサンパーク(DSP)」を建設している。DSPが近接していることで、自動車サプライヤーと生産プロセスが本質的につながるようになる。
DSPには、初期段階においては5700万米ドルを投資し、57haの敷地に160万平方フィートの5つの建物を建設する。
サプライヤーパークにはすでに、ポスコ、タチエス、三桜が進出し、トランスミッションのサプライヤーであるジヤトコが、2億2000万米ドルを投資し、2013年にアグアスカリエンテスに2つ目の工場を建設する計画。