三井倉庫が2月4日に発表した2014年3月期第3四半期の業績は、売上高1208億1000万円(前年同期比9.3%増)、営業利益41億3900万円(2.4%減)、経常利益29億7800万円(13.0%減)、当期利益39
億4700万円(前期は6億2100万円の当期損失)となった。
倉庫事業は荷役作業、一般貨物取扱運送等が堅調に推移し増収となったものの貨物の輻輳に伴う一時的費用の発生などから減益となった。
港湾運送事業は基幹業務であるコンテナターミナル業務で取扱が堅調に推移したことから増収増益となり、グローバルネットワーク事業は円安による影響に加え、欧州での新規連結子会社の寄与、北米、北東アジア、東南アジアの各地域における取扱量の増加などから増収増益となった。
国際輸送事業はアジア地域向け取扱が堅調に推移したことから増収増益となり、航空事業は前第2四半期連結会計期間より統合した三井倉庫エクスプレスが寄与したことなどから増収増益となった。
ロジスティクスシステム事業は新規業務の受託等により増収となったものの当該新規受託に伴う初期費用の発生や景気回復に伴うトラック需給の逼迫によるコスト増などから減益となった。
通期は、売上高1600億円(7.9%増)、営業利益57億円(6.3%増)、経常利益40億円(6.8%増)、当期利益42億円(32.7%増)を見込んでいる。
三井倉庫/いすゞロジスティクスと物流環境大賞「特別賞」共同受賞