日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は4月27日、毎年恒例の「物流コスト調査」を発表した。
売上高物流コスト比率は、長期的に低下傾向にあるが、近年はおおむね5%弱を推移しており、2013年度は4.77%になった。
業種別では、製造業では「窯業・土石・ガラス・セメント」の売上高物流コスト比率が最も高く、8.69%。卸売業では、「卸売業(食品飲料系)」が6.13%、小売業では「小売業(通販)」の12.09%が最も高い数値となっている。
物流コストに占めるリバース物流コストの割合は、2013年度は2.67%。領域別では返品・返送物流費が1.69%、回収物流費が0.74%、廃棄物処理が0.14%、リサイクル物流費が0.10%だった。
物流コスト削減策についての回答(N=182)では、最も多かったのが「積載率の向上」の118、次いで在庫削減の107、物流拠点の見直し104だった。
調査結果をまとめた報告書を政府刊行物センター、官報販売所、全国書店で発売する。価格は税別で1万円。
問い合わせ
日本ロジスティクスシステム協会
JILS総合研究所
TEL:03-3436-3191
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