日本郵船は5月8日、東京電力の子会社であるエルエヌジー・マリン・トランスポートと液化天然ガス(LNG)新造船の定期用船契約を締結した。
投入するLNG船1隻の建造契約を、MI LNGカンパニーと締結した。
定期用船するLNG船は2017年に竣工予定で、エルエヌジー・マリン・トランスポート社運航管理の下、東京電力用に投入し、主に東京電力、三菱商事と日本郵船が共同参画する豪州ウィートストーンLNGプロジェクトからのLNG輸送に従事する。
この船は「さやえんどう」船型という船体と一体構造の連続タンクカバーを採用しており、船全体の強度を確保しながら軽量化と空気抵抗の大幅低減により燃料消費を大きく改善しているのが特徴。
■概要
LNG船の概要
積載容量:約15万5300立方メートル
総トン数:約13万8000トン
全長:約288m
全幅:48.94m
主機関:スチーム・タービン
航海速力:19.5ノット
造船所:三菱重工業長崎造船所
竣工予定:2017年
運航管理:エルエヌジー・マリン・トランスポート
日本郵船、商船三井、川崎汽船など/低圧液化CO2輸送船のAiP取得