川崎近海汽船は3月10日、2018年に岩手県宮古港と北海道室蘭港を結ぶ新たなフェリー航路開設の検討を開始したと発表した。
航路名は宮古~室蘭(325㎞)で、航路開設時期は2018年春を予定。運航は1日1往復(航海時間10時間、停泊時間2時間)で通年運航、ダイヤは未定。
航路選定は、急ピッチで整備が進められている三陸沿岸道路、宮古盛岡横断道路の早期開通により、宮古港から岩手県内各地、仙台、首都圏等へのアクセスが大幅に向上する。
トラック事業者からドライバーがフェリー乗船中に継続して8時間の休息が取れるよう10時間で結ぶ新たな航路開設の要望があるが、宮古~室蘭間は速力20ノットで航海時間が10時間、1日1往復が可能な最適な航路であることなどを理由に挙げている。
川崎近海汽船/苫小牧西港航路入口付近で座礁した運航船が運航開始