DHLは、個人用の専用小包ボックスをドイツ住宅不動産最大手、ドイチェ・アントンの運営管理するアパートに設置する。
テスト運用として、ベルリンとドルトムントにある一部の地域で、専用の専用パーセルボックスを設置する。
DHLの専用パーセルボックスにより入居者は在宅・不在に関係なく荷物を受け取れるようになり、郵便局などに行く手間が省ける。
ボックスにはロックが掛かっているため、盗難に遭う心配もない。また、入居者は荷物を受け取るだけでなく、返品や配送も自宅からすることが可能だ。
専用パーセルボックスは、RFIDチップかハンドスキャナーによって開閉が可能で、入居者は無料で利用が可能だ。
入居者はネットにアクセスし、登録後に独自のデジタルキーを受け取り、各自の建物で専用のパーセルボックスを利用できる。
ベルリンとドルトムントにあるテスト用の集合住宅には、DHLのパックステーションに似た、複数の仕切付きの専用パーセルボックスが設置される予定だ。
配達人はパーセルボックスの仕切りの1つに荷物を入れた上で、受取人の郵便ポストに通知書を入れる。
通知を受け取った入居者は、専用のボックス用キーチップで、仕切りの中に入っている荷物を受け取る。このパーセルボックスによって、集合住宅の住人が普段の郵便物を受け取るくらいの手軽さで、小包を受け取れるようになる。