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DHLジャパン/災害対策チームを地震発生後48時間以内にネパールに派遣

2015年05月07日/国際

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DHLジャパンは5月7日、ネパールの大地震発生を受け、カトマンズへ「Disaster Response Team(災害対策チーム)」を派遣したと発表した。

世界各国から集まっている団体により、技術装置、水、食料など緊急に必要とされる物資が空輸により到着。ドイツポストDHLグループの災害対策チームは、カトマンズのトリブバン国際空港に送られてくる国際的な支援物資を管理し、サポートを必要とするネパールの団体や国際的団体への配布のために空港での処理を行うなどのロジスティクス支援を提供している。

バーレーン、ベルギー、ドバイ、インド、マレーシア、シンガポールなどの国々からボランティアとして派遣されたDHL 従業員で構成された災害対策チームは、ネパールのカトマンズに4月27日に到着し、DHL Express ネパールのカントリーマネージャー Gagan Mukhia の支援を受け任務にあたっている。このチームは、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)に協力し、ネパールでの人道支援の実施と調整を行っている。

DHLの人道問題ディレクターであるクリス ウィークスは「大災害後の空港は、緊急救援物資配布を遅らせる障壁となってしまうことがある。こうした状況では、ロジスティクスの専門技能により、到着する物資のコーディネートに大きな違いを生み出すことで、全ての救援物資の処理を迅速に系統立って行うことができ、その結果、多数の命を救うことにつながる。我々がネパールの地元関連当局や国連開発計画(UNDP)と共同で『GetAirports Ready for Disaster:空港の災害対策(GARD)』プログラムを2010 年に行っていたため、ネパールには震災の余波に対応できる、高レベルの能力と準備が既にできていた」とコメントしている。

なお、空港の災害対策(GARD)プログラムは2010年にトリブバン国際空港(カトマンズ)、ネパールガンジ、ビラートナガル、シマラ、ポカラの5つの空港で実施された。

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