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UDトラックス/トラックの未来で調査「トラックは今後も物流の中心担う」

2015年09月30日/調査・統計

UDトラックスは9月29日、トラック購入関与者、トラック運転手、そして一般対象者の計1100名を対象とした「トラックの未来」に関する調査結果を発表した。

<物流の世界が今後深化する上で、トラックはその中心を担っていくと思うか>
20190930ud - UDトラックス/トラックの未来で調査「トラックは今後も物流の中心担う」

8割を超える回答者が、今後もトラックが物流業界の中心的な役割を果たすと回答し、トラックへの高い期待を示す結果となった。また、将来期待するトラックとして、一般対象者からは「排気ガスが全く、もしくはほとんどでない」環境に配慮したトラック、トラック購入関与者、トラック運転手からはそれぞれ、「従来と比べて格段に燃費が良い」、「故障しにくい、もしくは故障しても修理が速い」トラックなど、各々が描く未来のトラックが浮き彫りになった。

まず、トラック購入関与者、トラック運転手そして一般対象者に、「あなたはどのようなトラックを、運転したい/購入したい/街で多くみかけるようになりたいか」を聞いたところ、それぞれ、「従来と比べて格段に燃費が良い」トラック(66%)、「故障しにくい、もしくは故障しても修理が速い」トラック(46%)、「排気ガスが全く、もしくはほとんど出ない」トラック(57%)が最も求められていることがわかった。

また、全体としては「歩行者や車両に対する安全性能が高い」トラック(39%)がトップとなり、一般消費者からは生活環境に影響を与える環境性能、トラック購入関与者やトラック運転手などの事業者からは、ビジネスの成否に影響する燃費性能や稼働率に対する高い期待が見て取れ、改めて未来のトラックが応えるべき社会的ニーズの多様性が反映された結果となっている。

トラック購入関与者とトラック運転手に、乗用車とトラックを選ぶときに重視することをそれぞれ聞いたところ、乗用車は上位から「燃費の良さ(59%)」、「外観デザイン(57%)」、「運転のしやすさ(49%)」との結果が得られた一方、トラックは上位から「運転のしやすさ(67%)」、「燃費の良さ(63%)」、「アフターサービスの良さ(35%)」となった。

つまり、トラックは乗用車に比べ、「運転のしやすさ」や「アフターサービスの良さ」が求められていることになる。この結果は、より快適な運転環境を求める運転手や、高い稼働率を維持することがビジネスの成功に大きく影響する事業者の実情が反映されていると言えるとしている。

トラック購入選定の鍵となる「アフターサービス」は、トラック購入関与者とトラック運転手では、求めているアフターサービスに多少の差が見られた。「トラックメーカーに最も求めているアフターサービス」の質問に対して、トラック購入関与者が、「全国どこであっても均一・高品質なサービス(37%)」と回答したのに対し、トラック運転手は「予防的整備をしてくれる/例え故障をしても、修理のスピードが早い(38%)」と回答している。両者とも求めるサービスに多少の違いはあるが、アフターサービスの充実は、事前に、もしくは速やかにトラブルに対処することで、事業の生産性に影響を与えるトラックの稼働率を最大化するために、必要不可欠な要素といえる。

トラック購入関与者とトラック運転手に、「今後どのようなトラック(トラックメーカー)が、あなたのビジネスや業務に貢献できると思いますか」と聞いたところ、両者ともに「非常に燃費が良いトラック」がトップとなり、また、同じく「10年後にトラックの燃費は少なくともどのくらい向上していることを期待するか(単数回答)」と尋ねたところ、8割近くが、「少なくとも1.5~2倍」の燃費性能の向上を期待していると回答している。燃費はトラック事業者のビジネスに大きく影響を与える要素であることから、燃費改善に向けたトラックメーカーへの高い期待が反映された結果となったとしている。

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