丸和運輸機関が2月2日に発表した2016年3月期第3四半期決算は、売上高452億8200万円(10.5%増)、営業利益33億4400万円(38.0%増)、経常利益33億6800万円(31.9%増)、当期利益23億4400万円(64.1%増)だった。
物流事業は、最重要分野として位置付けている低温食品物流で「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく営業活動により、3拠点の物流センターが稼働するなど、新たな取引先となるスーパーマーケットの物流業務を獲得した。
主要取引先である医薬・医療物流において、ドラッグストアをはじめとする既存取引先を中心に、訪日外国人観光客によるインバウンド消費を背景とした物量の増加や、拡大しているインターネット通販に対応する物流体制を構築したことが寄与した。
利益面では、売上高の増加と燃料調達価格の下落に加え、現場作業及び輸配送の品質向上と業務効率化を目的に、積極的に改善活動を推進してきた。
物流事業の売上高は446億4200万円(11.4%増)、営業利益は31億8300万円(45.2%増)となった。
通期は、売上高597億800万円(10.5%増)、営業利益37億900万円(26.8%増)、経常利益37億4200万円(22.1%増)、当期利益24億500万円(35.2%増)を見込んでいる。
大東港運 決算/3月期の売上高6.3%減、営業利益38.2%減