韓進海運の日本支店は9月1日、8月31日午後、同社が企業再生手続きの申請をソウル中央地裁判所に提出し、裁判所は資産処分と弁済を禁止する保全命令と、債権者による資産強制処分を禁止する包括的禁止命令を発令したと発表した。
今後、裁判所は1、2か月程度、申請内容を審議して、企業の再生あるいは清算の可否を判断することになる。
再生が可能と判断された場合、法廷管理が開始されて、負債調整と構造調整等の本格的な再生手続きが実行されると説明している。
9月2日には、8月31日に再生手続き申請を受けて、現在全ての自社運航船の運航を停止していると発表した。
このため、CAX/PNH/KJ1/KJ2航路の各本船について、当面の間日本の各港への入港見込みが立っていない状況という。
同社は8月30日、債権団が自律協約下での追加再建案を拒否し、猶予期間の延長を認めない事を最終決定し、自主再建が困難な状況となり、裁判所に法定管理手続きを申請した。
■日本への途上で運航停止されている各航路の本船
CAX航路
HANJIN ATLANTA 0039W
HANJIN RIO DE JANEIRO 0054W
HANJIN MONTEVIDEO 0050W
PNH航路
HANJIN GENEVA 0121W
HANJIN VIENNA 0091W
HANJIN SCARLET 0029W
KJ1/2航路
SHIPPAN ISLAND 0027E
SKY PRIDE 0027E
