オリックスは9月25日、神奈川県厚木市に物流施設「(仮称)厚木IIロジスティクスセンター」を8月着工し、来年8月竣工を予定していると発表した。
なお、入居企業を募集している。
東名高速厚木ICより約3kmに位置し、都心部へのアクセスが便利なことに加え、圏央道と結節点の海老名JCTにも近いため、都心部の渋滞を回避して首都圏周辺部へのアクセスが可能であり、広域配送拠点として適した立地。
人口22万人の厚木市は、一般道25km圏内に相模原市(72万人)、藤沢市(42万人)、平塚市(25万人)などを擁し、足元人口が多いことからエリア配送拠点としても適している。さらに、周辺人口が多いため、労働力確保の面においても有利。
施設は、敷地1.6万m2、4階建て、延床3.3万m2の規模で、1階に47台分の屋内トラックバースを配置し、4基の荷物用エレベーター、事務所スペースなど、複数テナントに分割対応できる仕様を備えている。
法定規準を上回る屋内消火栓や防火水槽に加え、連結送水管を自主設置するなど、万一の災害に備えた機能を装備している。
BCP対策として、非常用発電機を導入し、非常時でも荷物用エレベーターや事務所の照明の使用を一定時間継続させることで、物流機能の停滞回避が可能となっている。
■(仮称)厚木Ⅱロジスティクスセンターの概要
所在地:神奈川県厚木市長谷123他
敷地面積:16,754.55m2
延床面積:32,909.98m2
規模・構造:鉄骨造4階建
その他:倉庫床荷重1.5t/m2、梁下有効高5.5m