西日本高速道路(NEXCO西日本)は12月15日、日本高速道路保有・債務返済機構と連名で重量超過車両を奈良県警察本部交通部高速道路交通警察隊に告発を行ったと発表した。
2016年8月20日に、E25西名阪自動車道天理本線料金所(奈良県大和郡山市新庄町)において、道路法第47条第2項に違反して大型トレーラーを通行させた運転手を同法第104条第1号、その雇用主である運送事業者を同法第107条に該当するものとして、本日、奈良県警察本部交通部高速道路交通警察隊に告発したもの。
この違反は、車両制限令で定められた一般的制限値25tを大きく超過する車両総重量で大型トレーラーを通行させていたことから、極めて悪質であると判断したもの。車両の実測値は50.40t、超過値は25.40tだった。
また、告発した運送会社は、道路法違反を繰り返し行っていた。
2015年1月に国土交通省から、車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、その違反の事実をもって告発を行う実施方針が打ち出されたことに伴い、高速道路機構とNEXCO西日本を含む高速道路6会社においては、この方針に基づき、高速道路での悪質違反者への厳罰化を図っているところ。この方針に基づき告発を行ったもの。
NEXCO西日本/中国道の王司PA下りで大型車駐車マス14台増