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JR貨物/12月のコンテナ貨物輸送量1.7%増

2018年01月18日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が1月18日に発表した12月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は198万1000トン(前年同月比1.7%増)、車扱は100万1000トン(7.3%増)となった。

今月は、中旬の東海道線輸送障害、下旬の東北・北海道地区での強風等の影響により、月全体で高速貨154本、専貨2本が運休した(前年は、高速貨78本が運休)。また台風18号の影響で不通となっていた日豊線は、12月18日に運転再開となり、復旧までの間トラックによる代行輸送を実施した。

コンテナは、積合せ貨物がドライバー不足を背景に年末需要が旺盛となり、九州向けを中心に鉄道へのシフトが進んだ。食料工業品では共同輸送が進む大阪発北陸向けや北海道内のビールに加え、北海道の菓子類が順調に推移した。

また、東海地区からの発送が好調な自動車部品、建設発生土輸送が堅調なエコ関連物資、需要が増加している化学薬品が前年を上回った。

一方、印刷紙・コート紙の需要減に伴い低調な紙・パルプのほか、家電・情報機器、化学工業品が前年を下回った。その結果、コンテナ全体では前年比1.7%増となった。

車扱は、気温の低下に伴う需要増および配送圏の見直しに伴い、石油が好調に推移したことに加え、セメントが定期修繕時期の変更により、前年を上回った。その結果、車扱全体では前年比7.3%増となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比3.5%増となった。

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