栗林商船が2月9日に発表した2018年3月期の第3四半期決算によると、売上高348億3000万円(前年同期比4.8%増)、営業利益17億円(12.2%減)、経常利益18億7100万円(7.0%減)、当期利益14億1300万円(16.9%増)となった。
海運事業の売上高は北海道定期航路で、燃料油価格の上昇に伴う燃料油価格変動調整金の増加により増収となったが、北海道航路では紙製品の減少や昨年の台風に起因する農作物の不作により、輸送量は前年を若干下回った。
ただし、RORO船のスポット配船や紙製品の落ち込みを雑貨の積極的な取り込みによってカバーしたこと、近海航路の収益が安定してきたこともあり、売上高は326億4100(4.9%増)となり、営業利益は13億1400万円(19.0%減)となった。
通期は、売上高450億円(1.4%増)、営業利益19億円(18.1%減)、経常利益20億円(15.8%減)、当期利益15億円(64.7%増)を見込んでいる。