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NECプラットフォームズ/製造・倉庫の現場で人の動きをモニタリング

2018年05月16日/IT・機器

NECプラットフォームズは5月16日、製造業・倉庫業などあらゆる現場で人の動きをデータ化し、可視化することにより、業務の改善・生産性の向上を支援する「人動線モニタリングサービス」を発表し、5月28日より発売する。

<人動線モニタリングサービスのイメージ>
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製造ラインや倉庫内に設置したビーコンと、作業員や台車に取りつけたスマートフォンの通信により、人の動きをモニタリングし、データとして見える化することにより、工程の遅延やライン停止が発生しやすい場所や人を特定し、改善につなげることが可能となる。

自社工場に導入して実証実験を行った結果、10万通りにものぼるBTO(受注生産方式)製品の多品種混流生産に起因して発生していたライン停止時間を54%短縮することに成功した。

人の動線管理はシステム構築を伴う高額な投資を必要としていたが、このサービスはシンプルな仕組みと必要最低限の機能により、手軽で安価な定期定額制で導入することが可能。

なお、大企業を中心に製造・倉庫などあらゆる業種でIoTの活用による生産性向上や新たな付加価値の創出、働き方改革への取り組みが始まっている。

一方、労働人口の減少で、より大きな課題を抱える中堅・中小企業においては、IoTによるデータ収集とその活用に関心はあるものの、設備投資等の制約により導入になかなか踏み切れない悩みを抱えていると言われている。

比較的IoTの普及が進んでいる設備や機器の稼働監視だけでなく、昨今では作業者の動きを可視化し、データ分析することにより、全体最適を見据えた生産性向上を図ることも求められている。

そこでNECプラットフォームズは、人の動線モニタリングを大がかりなシステム構築や設置工事なしで行う仕組みを検討し、自社工場での実証実験により業務改善効果の検証を行ってきた。

これを定期定額制にすることで、作業者の動きの可視化とデータ収集という先端のIoTを手軽にローコストで導入するサービスの提供を可能としたもの。

人動線モニタリングサービスの価格は、年額20万6000円~。

NECプラットフォームズは、このサービスを2020年度までに1000件契約する計画で、IoT関連事業をさらに強化していくとしている。

■人動線モニタリングサービス
https://www.necplatforms.co.jp/solution/i-iot/hito/

■NECプラットフォームズ甲府事業所 人動線モニタリング導入事例
https://www.necplatforms.co.jp/case/necpf_kofu/

■問い合わせ
NECプラットフォームズ 
第二システムソリューション営業事業部 ソリューションビジネス推進部
hito-moni-sales@necpf.jp.nec.com

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