LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





CRE/ベトナムで物流施設の賃貸、開発事業を強化

2018年05月17日/国際

  • 関連キーワード
  • CRE

シーアールイー(CRE)は5月16日、シンガポール子会社である CRE Asia(CRE アジア)が、シンガポール政府系企業 Sembcorp Development Ltd(セムコープ)傘下の Sembcorp Infra Services(SIS SG)の第三者割当により発行する普通株式の引受を決議したと発表した。

今後、CRE Asia と SIS SG は SIS SG傘下の Sembcorp Infra Services Hai Phong(SISHP)を通じ、共同でベトナムのVSIPハイフォン複合都市・工業団地内において物流施設の賃貸、開発事業を展開していく。

CREはASEAN での事業展開を図るべく、2016年にCRE Asiaを設立した。

セムコープは、1996年にベトナムでの工業団地開発を開始、2014年より VSIPハイフォン複合都市・工業団地内の物流施設の賃貸、開発事業を開始している。

今後は、長年にわたる物流不動産の管理運営を通じて得た日系テナントとの幅広いネットワークをもつCREとアジアでの工業団地開発分野において 20年以上の経験をもつセムコープの両社で、ベトナムでの物流施設の賃貸、開発事業を展開し、日系企業のベトナム進出のサポートを行っていく。

なお、Sembcorp Development 社は世界5大陸で造船事業、電力・水供給事業を展開しているリーディングカンパニーで、グループ総資産は約230億シンガポールドル、従業員数は7000 名を超える、Sembcorp Industries 社の完全子会社。

Sembcorp Industries 社は、シンガポール証券取引所の上場企業であり、シンガポール ST 指数やいくつかの MSCI、FTSE 指数の構成銘柄に採用されているほか、SGX Sustainability Leaders Index や DowJones Sustainability Asia Pacific Index にも採用されている。

Sembcorp Development 社は、アジアでの大規模都市開発のためのマスタープラン策定や造成、インフラ開発分野において25年以上の経験を持つリーディングデベロッパー。ベトナム、中国、インドネシア、インドにおいて、工業団地、商業施設、住宅を含む総合的な開発、運営、マーケティングを行っている。

■SIS SG の概要
名称:Sembcorp Infra Services Pte. Ltd.
所在地:30 Hill Street, #03-01, Singapore (179360)
事業内容:倉庫、物流事業への投資
資本金:682万6919 シンガポールドル
設立年月日:2014年1月20日
大株主及び持株比率:Sembcorp Development Ltd100%

■取得株式数、取得価格、取得後の所有株式の状況
取得株式数:615万2952株
取得価額:620万米ドル
異動後の所有株式数:615万2952株(発行済株式総数の30%)

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース