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オリックス自動車/AI搭載型通信ドライブレコーダー、法人向けに提供開始

2018年07月20日/IT・機器

オリックス自動車、ナウトジャパン、ソフトバンクの3社は7月20日、AI 搭載型通信ドライブレコーダー「ナウト」の、日本国内でのサービス提供に関し業務提携したと発表した。

<ナウト車載機(車外から)>
20180720orixcar1 - オリックス自動車/AI搭載型通信ドライブレコーダー、法人向けに提供開始

<ナウト車載機(車内から)>
20180720orixcar2 - オリックス自動車/AI搭載型通信ドライブレコーダー、法人向けに提供開始

<「ナウト」車載機詳細>
20180720orixcar3 500x194 - オリックス自動車/AI搭載型通信ドライブレコーダー、法人向けに提供開始

提携では、テレマティクスサービスの提供実績とリスクコンサルティングの知見を有するオリックス自動車が、国内自動車リース会社としてNautoと独占販売契約を締結し、8月6日より、法人向けに販売を開始する。

ソフトバンクは、オリックス自動車による販売を、営業面で支援する形で協力する。

「ナウト」は、通信機能を備えた2つの高性能小型カメラでドライバーの挙動や周辺状況など車内外で発生する事象を検出・録画し、車載機に搭載された AI で運転の危険度をリアルタイムに分析するドライブレコーダー。

前方車両との距離などを把握してリスク発生を予測したり、運転中のスマートフォン使用などによるわき見運転やあおり運転といった危険動作を検知し、警告音を発する。

深層学習による独自のアルゴリズムによりドライバーの運転挙動を精度高く分析し、車外の物体検知や路面状況も把握することから、誤検知が少ない点が特徴。

急制動(加減速度)やわき見運転などのリスクを検知した場合は、車載機ベースでの警報発出に加えて、検出イベントをクラウドにアップロードしてリスク分析を行う。

クラウドにはリスクイベントの発生に関連する情報のみが抽出され、運行管理者はセキュアな環境で提供されるウェブアプリケーションを通して当該分析データを閲覧できる。

また、検知したリスクと運転者の注意力との因果関係を総合的に解析し、各ドライバーの運転リスクをベラスコアとして算出・評価する。そのほか、「ナウト」にはドライバー識別機能が搭載されており、車載カメラがドライバーを認知することで容易に走行データと運転者情報の紐付けを行うことができる。

こうしたリスク発生時における車内外の動画データとベラスコアを活用することで、ドライバーに対するより的確で効果的な安全指導が可能となる。

■「ナウト」車載機本体仕様
通信手段:LTE
センサー:GPS、6軸Gセンサー
LED:赤外線搭載(夜間撮影対応)
車内・車外カメラ:画素数:480px、画角:水平 144°、垂直 72°
スピーカー:有(音量調節可能)
マイク:有(無効・有効設定変更可能)
記録媒体:MicroSD 64GB
撮影時間:約50時間
バッテリー:なし(常時給電)
電源電圧:規格電圧 12V/24V 対応
サイズ/重量:135.7×71.4×44.6mm / 177g(カバーを除く)

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