北越コーポレーションは9月14日、木材チップの輸送能力アップを図るため、新チップ船「スノーカメリア」が9月11日に就航したと発表した。
新チップ船はエコシップ型で、従来のチップ船に比べ 15%の低燃費を実現することが可能。同船は、載貨重量が6万360t、船倉容積が 430万立方フィートを有する国内最大級の大型チップ船で、輸入調達するチップの輸送能力もアップする。
新チップ船は、経済安全保障の観点から日本政府が推進している日本船籍の増加方針に応えるため、北越コーポレーションで初めて日本船籍とし、母港を新潟港とした。
船名は、来年1月に新潟開港150周年を迎えることや新潟工場へ製紙原料を供給する役目を担うことを踏まえ、新潟県の木である「ユキツバキ」にちなみ「スノーカメリア」と命名した。
新チップ船は、チリでチップを積み込んだ後、11月下旬に新潟港に初入港する予定。