福岡運輸は12月19日、2017年4月から稼働開始していた「車輛管理システム(自社開発)」での車輛管理をグループ会社にも拡大すると発表した。
「車輛管理システム」を導入することによって、誰もが・いつでも・どこでも、様々な車輛管理にアクセスできる。また、車輛整備基準を設定し、整備目安の予測を行うことで、漏れやバラつきを防ぎ、メンテナンスの適正化をはかることができる。
また、法令順守の観点から、配車システムと連携し、点検・修理予定を配車画面に表示することで、配車担当者にもメンテナンス通知が徹底される。
さらに、車輛の異動・点検履歴・修理履歴・事故履歴・走行距離・燃費等の各種データを蓄積することで、包括的な車輛情報の管理や点検整備予測の精度向上が見込まれる。
今後、車輛管理システムを整備データや稼働データとAIを組み合わせることで、車輛の点検・整備予測の精度向上が見込まれるとしている。
なお、福岡運輸では、グループ各社で行ってきた車輛の調達窓口を一本化する上で、各社の車輛情報が個別管理となっており、仕様が把握しづらい状況にあった。また、車輛の適正管理を行う上でも、各社の管理方法が異なり、情報と業務の属人化が問題となっていた。
そこで、福岡運輸で稼働している「車輛管理システム」でグループ各社の車輛も管理することで、企業間を横断して車輛の仕様・整備状況・稼働状況を一元管理できる環境の構築を進めることになったもの。
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