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住友商事/神奈川県海老名市に7.7万m2の物流施設着工

2018年12月20日/物流施設

住友商事は12月1日、神奈川県海老名市でマルチテナント型物流施設「SOSiLA海老名」を着工した。

<SOSiLA海老名イメージ>
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敷地面積3万3000m2に延床面積7万7000m2の建屋を建設し、2020年2月の竣工を目指す。

<建設地(11月28日時点)>
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建設地は圏央道の海老名ICから1kmの立地で、海老名市が地区計画整理事業で整備した土地を入札で取得した。横浜方面への配送をはじめ、圏央道による広域配送にも対応できる。

リーシングは順調で、すでに大手物流企業など2社が全賃貸可能面積の7割以上への入居を決定しており、残りの区画についても引き合いが多く、早期満床が見込まれる。

建屋はランプウェイを有する地上4階建てで、1~3階までがそれぞれ中央車路を挟んで2面のトラックバースを有する構造。3・4階は2層使いを想定したメゾネット仕様になっており、3階のバースはテナント企業の意向を取り入れ、飲料など重量物の取り扱いに対応するため低床式を採用した。また、1階はチルド帯ニーズを取り込むため、冷蔵設備に対応する。

倉庫スペースでは2.5トンフォークリフトが走行可能。トラックバースやランプウェイは、大型車両の利用を想定した設計になっている。

<エントランスイメージ>
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<休憩室イメージ>
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4階には、快晴時に富士山が眺望できる従業員向けの休憩室を整備。ほかにも雇用対策として、行政による協力のもと、バス停の誘致やレンタル自転車の導入などに取り組む方針だ。BCP対策としては停電や断水に備え、非常用発電機とマンホールトイレを採用。屋上には太陽光パネルを設置し、緑化とあわせて環境にも配慮する。

<住友商事の東野 執行役員生活資材・不動産本部長>
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住友商事の東野 博一執行役員生活資材・不動産本部長は、着工に先立ち11月28日に行われた安全祈願祭で、「SOSiLA海老名は、SOSiLAシリーズで記念すべき10棟目の物件。着工前に入居が決まった2社は住友商事と縁が深く、同施設への入居で縁がさらに深まった」とコメントした。

SOSiLAシリーズは、SOSiLA海老名のほか、埼玉県でSOSiLA春日部とSOSiLA川越を建設中。住友商事では物流施設の開発に年間300億円規模を投資しており、今後もEC事業者などの需要を見込み、同規模の投資を継続していく方針。

https://www.360ch.tv/video/view/1839

■SOSiLA海老名の概要
建設地:神奈川県海老名市中新田
アクセス:圏央道海老名IC(1km、車で2分)、JR相模線・小田急線厚木駅(徒歩19分)、JR相模線社家駅(徒歩15分)
敷地面積:3万3819m2
構造:RC(一部S造)
規模:地上4階建
延床面積:7万6568m2
着工:12月1日
竣工:2020年2月29日(予定)

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