経済産業省が3月29日に発表した2月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1377万kl(前年同月比3.3%増)と4か月ぶりに前年を上回った。
国別の輸入量は、多い順にサウジアラビア(512万kl、前年同月比7.5%減)、アラブ首長国連邦(351万kl、13.9%増)、クウェート(130万kl、29.9%増)、カタール(117万kl、20.6%増)、イラン(60万kl、25.1%減)となっている。
中東依存度は90.1%で、前年同月比2.7ポイント増と、6か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の生産は1410万klで、前年同月比1.1%増と15か月ぶりに前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、灯油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。