アマゾンは4月4日、大阪府茨木市に国内2拠点目となる「Amazon Robotics」を導入した新たな物流拠点「アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)」の本格稼働を開始したと発表した。
「Amazon Robotics」は、商品棚の下に「Drive」と呼ばれるロボットが入り、棚を持ち上げ、FC内を移動する革新的なテクノロジー。ロボットが商品棚を従業員の前まで運ぶことにより従業員が移動することなく作業できるため、入荷した商品の棚入れ時間と、顧客の注文商品の棚出し時間の削減につながる。
「アマゾン茨木FC」には最新型の「Amazon Robotics」が導入された。これまでの「Amazon Robotics」より薄型のロボットでありながら、より重量のある棚を持ち上げることができるため、さらに豊富な品揃えの確保が可能となる。従業員は、「Amazon Robotics」のテクノロジーを活用し、書籍、電子機器、玩具などの商品を取り出して梱包し、顧客へ出荷する。
また「アマゾン茨木FC」では、働きやすい職場環境をつくるため、壁面にデザインを施した広く明るいカフェテリアを設けており、安くておいしく、従業員の健康に配慮したメニューを提供する。ソファーのある休憩スペースや作業エリアでも音楽を流すなど、リラックスできる環境作りにも取り組んでいる。
アマゾンジャパンのジェフ ハヤシダ社長は、「国内で2拠点目となる『Amazon Robotics』導入の物流拠点が本格稼働でき大変嬉しく思う。西日本を含む全国の顧客に、より快適なオンラインショッピング体験を提供したいと考えている。今後も、地域社会に根ざしたFCづくりを展開していく」とコメントしている。
■概要
名称:アマゾン茨木FC(フルフィルメントセンター)
所在地:大阪府茨木市松下町2-1
延床面積:約6万4000m2
本格稼動日:2019年4月
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