丸全昭和運輸が5月12日に発表した2025年3月期決算によると、売上高1445億7200万円(前年同期比3.1%増)、営業利益146億4800万円(10.9%増)、経常利益157億6900万円(10.5%増)、親会社に帰属する当期純利益98億400万円(0.6%増)となった。
セグメント別の物流事業の売上高は1255億2600万円(3.0%増)、営業利益は126億5600万円(11.4%増)だった。
物流事業のうち貨物自動車運送事業については、関東でIT機器や住宅設備機器の取扱いが増加。中部で住宅設備機器や断熱材、関西では油脂や電力機器関連などの取扱い増加もあり、事業全体で増収となった。
港湾運送事業については、関東での化成品やプラント設備、発電用原料の取扱い増加があり増収となった。
倉庫業については、関東で化成品やIT機器の取扱いが増加したが、医薬品や日用雑貨、木質ペレットの取扱いは減少。中部では住宅設備機器の取扱いが増加、関西では電力機器関連の取扱い増加があったが、断熱材や日用雑貨の取扱い減少があり、倉庫業全体では若干の減収となった。
鉄道利用運送事業については、穀物やロール紙の取扱い増加があり、増収となった。
また物流付帯事業については、外航船で建設機械の取扱い減少があり減収となったが、内航船では、発電用原料や穀物の取扱い増加があり増収。梱包でも精密機器の取扱い増加があり、事業全体では増収だった。
次期は、売上高1530億円(5.8%増)、営業利益160億円(9.2%増)、経常利益165億円(4.6%増)、親会社に帰属する当期純利益120億円(22.4%増)を見込んでいる。
丸全昭和運輸 決算/4~9月の売上高3.8%増、営業利益13.8%増