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浅井、富士通ほか/ロボット活用による点呼で安全対策を強化

2019年09月02日/IT・機器

浅井とナブアシスト、富士通は9月2日、ナブアシストが開発した点呼業務支援ロボット「Tenko de unibo(テンコ デ ユニボ)」を運転者の点呼業務向けに採用し、9月2日稼働を開始したと発表した。

<「Tenko de unibo」を使った点呼の業務フロー>

20190902asai1 - 浅井、富士通ほか/ロボット活用による点呼で安全対策を強化

<点呼業務の様子>

20190902asai2 - 浅井、富士通ほか/ロボット活用による点呼で安全対策を強化

製品はAI技術を搭載した富士通の「ロボットAIプラットフォーム」を活用しており、運転者の体調などを確認しながら、点呼支援を実施することができる。

運行管理者が立ち会いのもと、ロボットが顔認証で乗務員本人の確認を行い、アルコールチェッカーや免許証リーダーと連携した点呼業務を確実に実施し、点呼記録簿をクラウド上に自動で作成する。

また、オプションのキーボックス連携機能により、運転者が酒気帯びや体調不良と判断された場合は、乗車する車の鍵を解錠不可とし危険な運転を未然に防ぐなど、確実な安全運転履行を支援する。

なお、この製品は、日本貨物運送協同組合連合会(日貨協連)とナブアシストがトラック運送事業者向けに提供する点呼業務を支援するロボットソリューションで、富士通の「ロボットAIプラットフォーム」とユニロボットの提供するコミュニケーションロボット「unibo」から構成されている。

今後、日貨協連とナブアシストは、全国6万2461のトラック運送事業者へ「Tenko de unibo」を販売していくことで、トラック運送業界における働き方改革と安全運行の徹底を図っていく。

また、ロボット点呼のさらなる拡張を目指し、車庫など運行管理者から離れた場所でのロボットのカメラを活用した点呼実施確認や運転者の労働時間などの改善基準である改善基準告示に準じた労務管理、運転者に対する安全指導など新しいソリューションを「Tenko de unibo」上で提供していくとしている。

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