ホクショーは9月10日、、石川県白山市の白山工場内で、昨年6月より建設を進めていた新工場棟「第3工場」が今年5月に竣工を迎え、この度設備工事が完了し本格的に生産稼働を開始したと発表した。
<第3工場外観>

<ファイバーレーザー複合加工設備ほか>

<粉体塗装設備2ライン >

主要生産拠点である白山工場は、1987年に第1工場を建設、1993年に第2工場を建設し、設計・加工・塗装・組立・検査までの一貫生産体制を確立し品質の向上と安定を図ってきた。第3工場では、第 1、第2工場に分散していた加工・塗装設備および調達部門を集約することで、生産能力の増強に加え、更なる品質の向上およびリードタイムの短縮を実現するもの。
現在、既存の第1、第2工場については保管スペースの拡充および職場環境の改善を主とした改修工事に着手しており、第3工場の投資と合わせた総投資額は40億円となる。
なお、近年、人手不足にともなう自動化のニーズは拡大を続け、ホクショーにおいても主力製品である垂直搬送機をはじめ物流システム・自動化機器の販売が好調に推移しており、第67期(2019年7月決算)の業績は前期に続き過去最高を更新する181.3億円を計上することができた。
■第3工場の概要
建設地:石川県白山市旭丘 3-17(白山工場敷地内)
延床面積:9149m2(建築面積:6249m2)
建屋構造:鉄骨造2階建
主要設備:粉体塗装設備2ライン、ファイバーレーザー複合加工設備1ライン、ファイバーレーザー加工設備1ライン、垂直搬送機2基(内製)、天井走行クレーン4基
総投資額:40億円・第3工場/建屋・外構・粉体塗装設備・生産加工設備を全て含む
・第1、第2工場/改修(2020年4月完了予定)