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CRE/大阪府交野市で8万m2のマルチテナント型物流施設着工

2019年11月19日/物流施設

シーアールイー(CRE)は11月19日、大阪府交野市で開発を進めている「ロジスクエア大阪交野」を着工した。

<完成イメージ>

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<施設紹介動画>

ロジスクエア大阪交野は地上4階建て延床面積8万m2のマルチテナント型物流施設で、2021年1月末の竣工を予定している。

マスタープランは、ワンフロアが5200坪、2・3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1~3階に整備。ランプウェイは上りと下り専用をそれぞれ設置するダブルランプウェイ方式とし、車両動線を一方通行とすることで場内の安全性向上を図る。

トラックバースは建物内中央車路両側に設けることで、計132台の大型トラックが同時接車可能とし、16台分の待機スペースと合わせて、効率的な入出庫オペレーションを実現する。

倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5トン/m2(2トンフォークリフト対応可)、有効高さは各階6.0m(一部除く)、平均照度は300ルクスを予定している。

テナント区画としては最小1200坪から分割が可能で、最大12テナントの入居を想定。2フロアオペレーションとなる3・4階部分には荷物用エレベーター(4.1トン)を計8基設置するほか、将来対応として1~4階を通した各階停止可能な垂直搬送機・荷物用エレベーターの追加設置や、事務室の増設、倉庫内の空調機設置など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とする。

そのほか、共用アメニティ設備として、最上階の4階に眺望を生かしたカフェテリアとテラスを東西2か所に設け、館内のどのエリアからも利用しやすい配置計画とするほか、敷地内には売店や複数個所の喫煙室を設置する予定。

環境対策では、入居テナントのBCP対応へのサポートに加え、全館LED照明の採用や人感センサー、節水型衛生器具の採用等、環境や省エネルギーに配慮した施設計画によりCASBEE の認証とBELS評価の取得を予定している。

建設地は大阪府交野市西部の枚方市や寝屋川市との市境に程近い工業地域に立地しており、第二京阪道路「交野南IC」から800m、「寝屋川北IC」から2kmの距離に位置する。

大阪市内への配送に加え、近畿自動車道、中国自動車道、阪神高速道路の利用によって関西エリア全域をカバーでき、2023年度には「交野南IC」から北へ10kmの「京田辺JCT」で第二京阪道路と新名神高速道路が接続し、さらなる交通利便性の向上が期待できる。

また、快速電車が停車するJR学研都市線「星田駅」から1km、京阪交野線「河内森駅」から1.5kmと、複数鉄道路線駅からの徒歩通勤が可能となっている。

■ロジスクエア大阪交野
建設地:大阪府交野市星田北
土地面積:3万5635.42m2
用途地域:工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延床面積:8万661.39m2(予定)
着工:11月19日
竣工:2021年1月末(予定)

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