住友商事は4月6日、2月末に竣工した物流施設「SOSiLA海老名」で、入居テナントにHacobuのトラック予約受付システム「MOVO Berth」の一部機能を無償で提供すると発表した。
<大手物流会社などによって4月から満床稼働するSOSiLA海老名>
MOVO Berthの利用によって、入居テナントは荷物の受け渡し状況や、荷物の入庫元・出荷先情報を可視化し、リアルタイムで把握することが可能。これにより、各工程間を無駄なく繋ぎ、庫内作業や物流施設へ出入りする輸送トラックの効率化を実現できる。
住友商事は、SOSiLA海老名を含むSOSiLAシリーズの物流施設で、MOVO Berthの提供を検討。また、希望するテナント向けに、住友商事とベルメゾンロジスコが共同開発中の庫内作業を可視化し効率化するアプリケーションの試験提供と導入支援を行い、テナントの物流効率化を支援していく方針だ。
さらに、シリコンバレーのスタートアップ企業Locix(ロシックス)が開発するWiFi技術で正確に位置情報を把握できるローカルポジショニングシステム「SmartLPS」の提供も検討している。
■SOSiLA海老名の概要
所在地:神奈川県海老名市中新田
アクセス:圏央道「海老名IC」から1km
敷地面積:3万3819m2
延床面積:7万6568m2
構造/階数:鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造/4階建
竣工年月:2020年2月末