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エバルス/広島市に医薬品等の都市型物流センター竣工

2020年04月07日/物流施設

エバルスは4月7日、広島市安佐南区に医療用医薬品や医療材料等の高機能物流センター「広島ALC(Area Logistics Center)」を竣工した。

<広島ALC>

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総額24億円を投じ、旧広島物流センターの建屋を生かしつつ、マテハン機器や建物、設備など全てをゼロから見直し、新しい価値を生み出すための「リノベーション」を実施した。

広島ALCでは、医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など医療に関わる2万SKU(Stock Keeping Unit)以上の商品を揃え、顧客へ直接配送することで、受注から納品までのリードタイムを短縮。また、独自開発の需要予測システムによる在庫管理によって受注納品率を向上したほか、独自のマテハン技術と情報システムによって高い物流精度と生産性を実現した。

また、自動倉庫と商品ラックへの免震装置「ミューソレーター」の設置や、自家発電設備、瞬時電圧低下補償装置、緊急配送用バイク、ID認証システムの導入などによりBCPとセキュリティを強化。保冷庫前室扉を二重構造とすることで、外気の侵入をブロックし、保冷庫前室・本室とも2~8℃を常時キープする温度管理機能など、GDP(Good Distribution Practice)ガイドラインに準拠した高水準の物流機能を備えている。

広島ALCは、メディパルホールディングスグループが展開する12拠点目(神奈川、南大阪、名古屋、札幌、東北、南東京、福岡、埼玉、岡山、南九州、関東、広島(竣工順))のALC。今後は、2017年3月に稼働した岡山ALCとの2拠点体制で中国エリアをカバーする。

■広島ALCの概要
所在地:広島市安佐南区伴南2-1-39
敷地面積:3万3743m2
建築面積:8416m2
延床面積:1万8497m2
構造:鉄骨造、地上3階建
設備投資額:24億円(建物、設備、機器等)
カバーエリア:広島県(一部)、島根県(一部)、山口県(一部)
出荷金額(稼働当初):年間500億円(予定)
稼働開始時期:5月

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