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日立物流/3月期の売上高5.2%減、調整後営業利益7.3%増

2020年04月27日/決算

日立物流が4月27日に発表した2020年3月期決算によると、売上高6722億8600万円(前年同期比5.2%減)、調整後営業利益334億8300万円(7.3%増)、税引前当期利益338億2900万円(4.0%減)、親会社に帰属する当期純利益216億1400万円(5.1%減)となった。

2020年3月期は、新型コロナウイルスにより売上高にマイナス40億円、営業利益にマイナス10億1000万円の影響が生じた。

国内物流は、新規立ち上げ案件が寄与して売上高が4353億1100万円(1%増)となったほか、増収の影響や生産性改善効果などにより営業利益が260億6300万円(18%増)となった。

国際物流は、日新運輸の非連結化の影響を含むフォワーディング事業の取り扱い減少や、為替影響等により売上高が2197億6100万円(14%減)。営業利益は、減収影響のほか、フォワーディング事業でのリスクを織り込んだことや新型コロナウイルスによる影響などにより、65億200万円(9%減)となった。

なお、2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルスの影響が算定できないため現時点で未定としているが、第1四半期には前提条件の精査や通期動向の把握が進み、通期計画策定が可能になると想定している。

今後の事業計画に大きな影響を及ぼす事象としては、国内事業で緊急事態宣言の解除・継続を踏まえた顧客の生産・販売動向を、国際事業で各国によるロックダウンなどの政策による生産・販売・消費活動の動向などを認識しており、推進する施策として、グループ・パートナー・同業他社を含めたエコシステム内での人財・車両・施設のシェアリングと、ウィズコロナ・アフターコロナに向けた統廃合を含む国内外拠点の再編成を挙げている。

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