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トランコム/国交省の食品物流の効率化実証事業に採択

2020年04月30日/3PL・物流企業

トランコムは4月30日、国土交通省が公募した「食品に係る物流の効率化方策検討業務実証事業」を4月28日付で採択されたと発表した。

この実証事業は、「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」及び「連結トラックを活用した共同輸配送、パレット管理システムの構築」の2事業が採択されたもの。

「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」は、丸紅ロジスティクスと共同の取り組みとなる。とりわけ菓子輸送においては、一般的にはパレット輸送が行われず、バラ積み輸送が常態化しており、製品の積み降ろし作業でのドライバー荷役工数の増加、待機時間の長時間化などが大きな課題となっている他、トラックドライバー不足を補う為の輸送能力拡大が期待できる連結トラックの有効活用により課題を解消し、安定供給の仕組みの構築を実現する。

この2事業共に、製造業、卸売業、物流事業などの各事業者協業のもと、2020年6月から12月までの期間にて実証を行っていくとしている。

なお、物流業界においてはトラックドライバー不足の深刻化やトラック待機時間削減が課題とされる中、トランコムでは強みである求貨求車サービスのプラットフォームを基盤とした「はこぶ」仕組みの創造を中期ビジョンと掲げ、様々な輸配送領域の問題解決に取り組んでいる。

取り組みのひとつである「パレット回収スキームの事業化」は、求貨求車サービスを活用し物流センター等に滞留するパレットを効率良く回収するなど、パレット循環の仕組み構築を進めている。

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