大和ハウス工業と日本貨物鉄道(JR貨物)は6月24日、札幌市の「札幌貨物ターミナル駅」構内で、マルチテナント型物流施設「DPL札幌レールゲート」を7月1日に着工すると発表した。
「DPL札幌レールゲート」は、大和ハウス工業100%出資のSPC「札幌貨物施設開発特定目的会社」が開発主体となり、JR貨物の所有地を同SPCが貸借して建設する。
延床面積は、東北・北海道エリアの物流施設として最大の8万7000m2で、5000m2の区画から最大12テナントへ賃貸可能。
JR貨物の「札幌貨物ターミナル駅」構内に立地するため、貨物鉄道を利用している企業や、モーダルシフトを検討している企業、EC事業者、小売業者など、複数のテナント企業の入居を想定している。
道央自動車道「大谷地IC」から1kmと札幌市内に加え、道央エリア全域へのアクセスが容易で、JR千歳線「平和駅」と地下鉄東西線「南郷18丁目駅」からともに2kmと、職住近接の就労環境が整った立地。
施設内には、テナント企業の職場環境整備の一環として、従業員専用の保育施設やカフェテリアを完備する。
■DPL札幌レールゲートの概要
建設地:札幌市白石区流通センター3-227-172他
交通:道央自動車道「大谷地IC」1km
敷地面積:5万348.94m2
延床面積:8万6916.13m2
賃貸面積:7万2985.10m2(最大12テナント、1区画約5000m2から入居可能)
構造・規模:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 地上3階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
着工:7月1日
竣工:2022年5月31日(予定)
入居:2022年6月(予定)
総投資額:約150億円