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ヤマトHD/DX推進へ米Palantir社のテクノロジー活用

2020年07月10日/IT・機器

ヤマトホールディングスは7月10日、米国・Palantir Technologiesのソリューションを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進すると発表した。

「Palantir Foundry」等のテクノロジーを活用し、その顧客に対して新しい付加価値を生み出すデジタルプラットフォームを構築。そのうえで、リアルタイムの流動データなどの運用データを統合することで、リソースの最適配置、サプライチェーンの合理化、顧客のサービスレベルを向上させるなど、社内外のデータを統合・分析し、高度なデータ分析による物流オペレーションへの変革を目指す。

また、ヤマトHDでは、デジタルプラットフォームの構築、DXの実現に向けて4年間で約1000億円を投じる投資計画を保有。さらに、4月1日にはオープンイノベーション推進のためのCVCファンド「Kuroneko Innovation Fund」を設立しており、これらの取り組みの一環として、Palantirへの出資も実施した。

Palantir Technologiesとの取り組みは、1月に発表した経営構造改革「YAMATO NEXT100」で実施する「データドリブン経営への転換」に向けた施策の一つ。ヤマトHDはPalantir Technologiesのテクノロジーを高く評価しており、今後は自社の物流オペレーションの変革を通じて、日本の物流業界全体の変革をリードすることを目指す。

ヤマトホールディングスの長尾 裕社長は、「物流分野でのヤマトHDのデータ基盤とノウハウに、Palantirのテクノロジーを融合することでDXを加速し、サプライチェーンの最適化ソリューションを広範囲の顧客に提供し、より豊かで、持続可能な社会の実現に寄与したい」とコメントしている。

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