Rapyuta Roboticsは7月20日、マーキュリアインベストメントと伊藤忠商事が共同で組成した不動産・物流業界の変革に挑戦する企業を支援する「マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合(BizTechファンド)」からの資金調達を完了したと発表した。
Rapyuta Roboticsは、複数のロボット及び複数種類のロボットを賢く協調制御することを得意とする、ロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を開発・サービス提供しており、特に倉庫物流の自動化に注力。5月には、物流倉庫用の協働型ピッキングアシスタントロボットとして、自律走行型のAMRを商用化している。
調達した資金は、複数・異種ロボットの協調連携を実現する独自の群制御AI・ソフトウェアの開発に投資する予定。
この分野は、まだ世界的にも黎明期にあり、「rapyuta.io」の技術を発揮できる分野であること、また、様々な商品を扱う倉庫物流を自動化する上で不可欠な技術となることから、Rapyuta Roboticsが戦略的な注力分野に位置づけている。
BizTechファンドは、東証一部上場のプライベート・エクイティ投資運用会社のマーキュリアインベストメントと、同社の戦略株主である伊藤忠商事を中心に、不動産・物流業界の事業会社をパートナーに迎え、同業界の変革に挑戦する企業を支援している。
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