TOYO TIREは7月22日、トラック・バス用タイヤの使用状況を推定するモデルを構築したと発表した。
この推定モデルは、同社が開発した運輸車両の個別運行状況に応じて、装着されているタイヤの状態変化や走行環境情報を自動的に収集・蓄積するシステムを用いて運用。同システムで収集したデータに個々のタイヤの既定情報や天候データなど外部情報を加え、AIを駆使してタイヤの摩耗状態を推定することで、運行状況によって異なる各運輸車両のタイヤの摩耗度合いを、個別に実測することなくデジタル環境の中で推定することができる。
このシステムは、三菱商事が株式の34%を出資する日本タタ・コンサルタンシー・サービシズとの、推定モデルはSAS Institute Japanとの協業で、それぞれ開発されたもの。今後、TOYO TIREではこうしたメンテナンス・ソリューションの提供をビジネスモデルとして構築するための検討を進めていくとしている。