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兵機海運/輸送量大幅減少で、4~6月は減収減益

2020年08月13日/決算

兵機海運が8月13日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、売上高32億2000万円(前年同期比13.4%減)、営業利益1500万円(89.5%減)、経常利益3200万円(81.7%減)、親会社に帰属する当期利益2100万円(82.7%減)となった。

内航海運は、鉄鋼メーカー各社の減産により主要貨物である鋼材の輸送量が大幅に減少し、傭船料の改定や運航形態の見直しに加え管理経費の削減も行ったが、利益の減少に歯止めがかからず、売上高13億4800万円(21.2%減)、営業利益100万円(97.9%減)。

外航事業は、主に自社船で運航するロシア航路において、コロナ禍の影響から主要貨物であるタイヤの需要減に伴い取扱量が減少した。また、他社船を利用して鋼材、機械類等を輸送する東アジア航路においても航海数が減少したことから売上高2億8200万円(46.1%減)、営業損失100万円(前年同期は営業利益3800万円)だった。

港運事業では、内食需要増大による食品類や、比較的コロナ禍の影響を受けなかった肥料等の輸入の取扱量が増加し、売上高12億3400万円(7.8%増)となったが、管理経費の増加もあり、営業利益は1000万円(50.9%減)。

倉庫事業は、港運事業で輸出の取扱量が減少したことから神戸地区倉庫の作業収入も減少したが、危険品倉庫が堅調に推移したことと、賃貸倉庫の収入が下支えとなり、売上高は3億5400万円(5.4%増)、ことし1月に稼働した兵庫埠頭物流センターの償却費負担を始めとする原価の増加により営業利益は500万円(61.3%減)だった。

通期は、売上高130億円(7.0%減)、営業利益8000万円(70.6%減)、経常利益1億円(68.6%減)、親会社に帰属する当期利益7000万円(56.8%減)を見込んでいる。

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