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住友商事/物流フルフィルメントでオープンロジと業務提携

2020年10月22日/SCM・経営

住友商事と住商グローバル・ロジスティクス(SGL)は、物流フルフィルメントプラットフォームのオープンロジと、 Electronic Commerce(電子商取引、EC)および通販の物流分野での協業を目的として業務提携契約を締結したと発表した。

<提携イメージ図>
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また、この提携にあわせて、住友商事はオープンロジの第三者割当増資を引き受けた。

住友商事とSGLは、この提携を通じ、オープンロジのEC物流に関する知見や提携倉庫とのネットワークを活用・拡充し、EC事業者の成長に合わせた物流機能の提供を行ない、ビジネスポートフォリオの拡大と新規顧客開拓を目指す。住友商事とSGLは、ライフスタイルの変化に対応すると同時に、日本の物流業界の課題解決に積極的に貢献していく、としている。

EC市場は、ECプラットフォーマーの登場によりショップ開設や運営のハードルが下がったことで、国内外を問わず急激な成長を遂げている。さらに、新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化により飛躍的に拡大することが予想される。一方で、倉庫や配送会社の人手不足や人件費上昇など、物流業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、効率的で安定した物流システムの構築が喫緊の課題とされている。

オープンロジは、EC事業者に対してプラットフォームを通じた物流サービスを提供している。大手ECプラットフォーマーや多数の倉庫会社、配送会社との連携により、EC事業者の「すぐに販売を開始したい」「初期費用のかからない従量課金制としたい」といったニーズに確実に応え、成長してきた。

標準的なサービス仕様をもとに物流会社をネットワーク化し、 個別の問い合わせや見積もりが不要で、固定費ゼロの物流フルフィルメントサービスを提供している。サービスの利用社数は8000社以上、全国の提携物流会社は40社以上。

一方、住友商事は、高い配送利便性を備えた消費地近接型物流施設「SOSiLA(ソシラ)」を展開しており、SGLは、大規模EC事業者向けにカスタムメイド型の物流機能を業界のメインプレーヤーとして提供してきた。

■会社概要
会社名:オープンロジ
本社所在地:東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル9F
設立:2013年12月(サービス開始は2014年10月)
事業内容:固定費ゼロ・従量課金で利用可能な物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」の運営
利用企業数は約8000社、提携物流会社は40社以上(2020年9月末時点)
Vision:テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する
会社URL:https://www.openlogi.com/

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